石油危機とプラスチック

現在我々の生活で使用されているプラスチックの原材料は、そのほとんどが石油に依存しています。

しかし、2026年2月28日にイスラエル・アメリカがイランへの軍事介入を実行したことにより、イランは3月1日からホルムズ海峡の封鎖を宣言しています。

この影響は日本だけではなく、ヨーロッパやアジア諸国など世界中の国々に大きな影響を与えています。

特に日本は、石油輸入量全体の95%を中東に依存しており、受ける影響は甚大です。

まさに第三次石油危機と呼べるものでしょう。

プラスチックの原材料はナフサと言われる石油精製物ですが、実は中東産の重~中質油からは10~20%しか得られず、最近ではナフサ不足への懸念が報道されるようにもなってきました。

また、ガソリン価格を抑制するため、我が国の政府は原油備蓄の放出を開始しましたが、実は原油備蓄の日数計算にはナフサは含まれていません。

これにより、公表されている253日よりも早く、ナフサ不足が表面化してくる可能性も考慮する必要があります。

これは日本だけではなく、他の国々でも同様です。

しかし、プラスチックの原料はナフサだけではありません。

例えば、バイオプラスチックは植物や微生物などのバイオマスから作ることができます。

既に原油価格は石油危機以前の2倍の価格まで高騰しており、石油由来プラスチックへの影響も免れません。

このように、経済的な理由からバイオプラスチックの需要増・代替が進んでいく可能性があります。

しかし、バイオプラスチックは成形に独特なクセがあり、材料だけ代替しようとしても、上手くいかないことも多いのです。

弊所では、長年バイオプラスチック成形のノウハウを蓄積してきました。

新たにバイオプラスチック製品の開発をご検討の際には、ぜひご相談ください。